サービス付き高齢者向け住宅 フローラ鹿屋 医療法人 前田内科 会社概要

おかげさまで、今年、前田内科も現在地で、創立６７周年（旧前田病院）を迎えることができました。これも、長年にわたる、患者様、地域の皆様のご愛顧の賜物と感謝申し上げます。私も、父の代より継承いたしまして早２３年経過しました。かかりつけの患者さんたちも私同様、20数歳、歳を召されました。お世話になった患者様に今後どのような形でかかわっていけばよいか、思いを巡らしました。

これからの医療、介護を取り巻く趨勢といたしまして、私共のような小規模内科入院施設（町医者）は役目の終わりを遂げようとしています。といいますのも、医療費、介護費用の高騰により、国の財政を圧迫しています。その為、今後、国は医療費抑制、特に入院医療の医療費抑制を計ってまいります。急性期医療を入院医療と考え、特に外科的処置、急性期リハビリまでが、入院医療。その後は、在宅医療と介護が担う方向にあると考えられ、なかなか入院医療のハードルが高くなっていく状況にあります。

そんな中、私共が皆様に提供できるのは、これまでのノウハウを踏まえて、介護しながら医療を提供する場ではないかと考えました。医療スタッフが介護することにより、入所者に安心を提供できるとともに、スピーデイーに高次医療機関と連携（急性心筋梗塞、脳卒中、急性腹症等）を計ることも可能で、又、各種感染症（呼吸器、尿路感染症）、生活習慣病管理等の内科治療は、在宅医療として入院医療同等に対応可能かと思われます。又、今後、外来医療の更なる充実を外部の先生方のご協力を仰ぎながら計っていく所存です。

又、余談ですが、私は長年、街には車を運転できない高齢者が住むことになるだろうと考えて参りました。高齢者にとって、自力で歩いて用を足せるというのが一番の喜びです。同時に、町おこしの一番の策でもあるとも考えてまいりました。それを今回、サービス付き高齢者住宅という形で具現化できたと考えている次第です。